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Yの肖像(Clarinet solo/12'30")
Yの肖像を描くに当たって、まずYについての(独白に似た)回想を行う必要があった。初めに痛みを伴う事実は避けられず、その痛みの回想を経て肖像は音楽的に象られる。そして、痛みに始まるように、人間的な感覚や苦悩、快楽、思考を通過することになるこの作業一つ一つが私の生命を悟らせる。しかし、真の目的は、これら回想を通して瞑想に至り、その肖像をも全ての存在と共に空に溶け込ませることにある。Yについて具体的に語ることは、この音楽を体験する上で殊更必要ではないが、Yの存在を一言で表すならば、例えば、作曲者が月と語り合う能力を得るきっかけとなったものである。
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