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吹奏楽の為のプレリュード(Wind Orchestra/04'00")
プレリュードとは前奏曲の意味で、名の通り、元々は17世紀からのフーガや舞踏組曲の導入部的役割を持ちますが、19世紀頃からはかなり自由に、また単独ででも用いられてきた音楽形式です。今回の作品も、単独で作曲された点では後者の類ですが、幾つかの音楽的場面を短い時間に編集したような作りも見せており、その点では、恰も幾つかのまとまった組曲や音楽劇の導入、或いは序曲的な様相を呈します。しかしながらそれらの音楽的場面も全ては一つの動機からの産物で、自由なプレリュードの中でも有機的に音楽が纏まる様に作曲しました。さて、その主要な音楽的動機は冒頭のテナーサクソフォンから始まる旋律の事で、この一本の線の持つ音楽的生命力でもって全体が進行・展開していきます。吹奏楽という枠組の中で様々な色合いで展開していった動機は最終的にはまた安堵の表情で元の音楽的位置へと帰り、曲は終結します。全体として5分程の内容で作曲しましたが、そこから更に4分に絞ったので、その分短い中にも密度は凝縮されたと言えるでしょう。
「風雅4」に収録
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